今回の報道での事務所体制として思うこと

今日東京都内で、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長、東山紀之新社長、グループ会社の井ノ原快彦社長の会見がありました。

思ったことは、東山新社長の会見をテレビで拝見したところ、オブラートに包まざるを得ない回答が多く感じました。

ただ、一つ言えることは、「上からの口止め」もキーワードに含まれていると思いました。

それは、ジャニー喜多川氏も故人となっていることによりどこまでの事実があったのかと、東山新社長にとってはテレビ等メディアに公表されるので言論も選ばなければなりませんし、露骨には言えないことがたくさんあるからだと感じました。

半世紀以上性犯罪という被害を受けた被害者であるジャニーズ性加害問題当事者の会(以下、当事者の会)の返答は「東山新社長の発言が不透明」ということです。

結局求めているのは、被害者への補償や精神的なケアなどの問題もあるからです。

これから当事者の会とジャニーズ事務所との間に両弁護士が入り、どのような形で和解していくのであろうという課題、そして、「ジャニーズ事務所」と名前を聞いただけで元所属タレントがフラッシュバックを起こし、精神的苦痛になることで、社名変更も要求するかどうかも課題にあります。

それは、どの芸能事務所でも一般企業でも「ブラック企業で被害を受けた」という話、学校でも「いじめを受けた」という話も同じことが言えます。
企業や事務所、学校によっては「ばらしたらわかってるだろ💢」と口止めされてそのまま精神的に負荷がかかり、精神疾患等で組織を去らざるを得ない事態になるからです。

もし、自分がいつか事業を興した時は色々と考えなければなりません。特にカウンセリングなど問題を曝け出せるような環境を作らなければ大切な存在を失いかねないので、それは守ろうと感じます。

今回のジャニーズ事務所問題は、加害者は故人となってしまったために膿はなかなか出せない状況ですが、新体制をマイナスからスタートさせるしか方法がありません。

新体制によってジャニーズ事務所が再生することを願います。